AgriNOVA

データと人の力で次世代の農業を創造する関西学院大学の学生団体

お知らせ

2026年2月24日

活動報告を更新しました!

2025年2月1日

AgriNOVA公式ウェブサイトを開設しました。

活動理念

今日の世界と飢餓

どんな場所でも、誰でも生活に必要な作物を育てることができるなら…現代の社会にどのような影響を与えるでしょうか。 私たちは昨今の社会問題として取り上げられているSDGs目標の飢餓問題が解決できると考えています。 SDGsとはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略で、2030年までに達成すべき世界の共通目標として2015年に国連サミットで加盟している全193カ国によって採択されたものです。 17種類の目標には「社会分野」「経済分野」「環境分野」そして、各分野と横断的に関わる分野に分かれており、内容は貧困・教育・気候変動…と様々です。 私たちは初めにこの中でも2番の「飢餓をゼロに」という目標に着目しました。 理由は「飢餓」という課題は今日、明日の生死を分ける重要度の高い問題であるため他の目標よりもいち早く解決すべきだと思うからです。 また、新型コロナウイルスの影響もあり、「世界の食料安全保障と栄養の現状(SOFI)」報告書によると、目標2に対して世界が大きく遅れをとっていると警告しています。 実際に2023年に飢餓に直面した人は最大約7億5,700万人で、これは世界では11人に1人、アフリカでは5人に1人に相当している状況です。

飢餓のない世界を実現するには?

この飢餓に対するアプローチ方法は2点あると思います。 まず1点目として挙げられるのは快適な生活環境の創造に貢献することで永久的な政策を行う解決方法です。 食料問題がなくならない背景には、複数の要因がありますが、その中でも「気候の変動による被害」は、干ばつの増加・農業生産性の低下・食糧不足・貧困と強制移住など人々の生活基盤を失い、経済的にも物理的にも厳しい状況を引き起こしています。 2点目は即時的な行動です。 日本国内でも地震や津波などの自然災害時に被災地の復興にむけて支援金や物品提供などを行っているように、日本から国外へも物資提供や寄付などのボランティアを行っています。 特定の地域に必要とされる支援を行うことで、すぐに状況を改善することができ、実際に現地へ行くことで被災者の精神的な面でもサポートできる点がメリットです。 これらの点から私たちは、この気候の変動に対応できる策をうち、飢餓が負の連鎖とならない確立したサイクルが大切だと考えました。 気候や自然災害に応じて土の状況や栄養を変化させる予測プログラムをつくり実行することで、自然環境が原因で作物が育てにくい地域の収量増加、またコストや肥料の無駄を無くした農業を行い、「飢餓をなくす」だけでなく「貧困をなくそう」や「気候変動に具体的な対策を」「住み続けられるまちづくりを」といった他のSDGs解決策にもつながるようなプロジェクトとなっています。 どちらの方法も、とても効果的であり、私たち一人一人の行動力で状況を変えることができると考えています。国内だけでなく、世界への人々の支援を私たちと一緒に行いませんか?

ミッション

AI (機械学習) を利用した農業効率化支援アプリの開発

これまでの農業は、多くの部分でベテラン農家の経験に依存していました。しかしながら、農家の高齢化や後継者不足が問題となる昨今、こうした経験依存的な農業形態は必ずしも効率的であるとは言えません。一方、近年では科学技術が急速に進歩し、土壌の化学組成や気象条件などの栽培条件を高精度に定量化できるようになっています。こうしたデータをもとに栽培計画を行うことで、経験に依存せずだれでも・どこでも効率的な農業を実現できると私たちは考えています。

私たちは、このアプローチをAI開発にも利用されている機械学習という手法を軸に行います。機械学習とは、測定されたデータのように既知の情報から、収量のように直接測定できない数値を推定する技術で、適切なモデルを設計すれば高い精度での予測が可能となります。この収量の推定値を、予算や環境負荷などの一定の条件を満たしながら最も効率的なアプローチを選択する手法である最適化アルゴリズムを用いて最大化できるような農法を選択することで、経済的でかつ環境にやさしい農業の実現を目指します。

こうして開発したアルゴリズムは、最終的にスマートフォンアプリという形で公開することを予定しています。これまで、農業は地域内でのコミュニティは形成されていましたが、国や世界レベルでの結びつきは強くありませんでした。農法の選択支援はアプリの目的の一つにすぎず、そこから新たなコミュニティが広がる。そんな未来を私たちは夢見ています。さらに、スマートフォンさえあれば世界中どこにいても最適な農業を行えることから、発展途上国においてもより効率的な農業の実施が期待できます。これまでは高い設備投資が必要であった農業の効率化を、経済規模などを考慮したうえで実現できると、真の意味で「次世代の農業形態」といえるのではないでしょうか?

人の力によるグリーン・イノベーション

アプリ開発による農業の効率化はその汎用性から大きな可能性を秘めたアプローチではありますが、これまでの食料生産は多くの人の絶え間ない努力によって支えられており、既に農業に従事されている方々の知識や経験は全人類にとって欠かすことのできない宝物です。 私たちはデータを使った農業の効率化を主軸に置いていますが、数値には表れないわずかな違いを見抜く技も同時に重要です。そこで、私たちは農業従事者の方々が互いに交流できるコミュニティの作成を行います。 アプリに対するフィードバックはもちろん、オンラインの利点を活かし地域や国を超えて様々な交流が出来るようなコミュニティの形成のコアとなることを目標に、様々な活動を展開していければと思います。

一方、農業従事者の高齢化が問題となっている昨今においては、次世代の農業を担う人材の育成も重要です。農業と聞くと何となく生計を立てることが難しそう…などのイメージがある人も多いと思いますが、本当にそうでしょうか?まずは農業について正しく理解することが重要です。そこで、関学生に向けた発信のみならず、主に学生を対象に農業について様々な切り口から考えるワークショップの実施や、実験キットの開発などの教育活動についても活動の軸に据え盛んに行います。さらに、ホームページや各種SNSを用いて理科の授業で習うような基礎知識から、論文として出版されたばかりの最先端の情報まで、わかりやすく発信していきます。

人とデータが協働することで、新しい農業の形を創り上げていきます!

活動内容

Python勉強会

定期的なミーティングを開催し、Python言語や機械学習・アプリ開発についての勉強会を開催しています。メンバー同士で積極的に教え合いながら進んでいくので、初心者でも大丈夫です!

チーム内コンペ

数カ月に1回のペースで、様々な機械学習モデルを基にメンバーがそれぞれ予測を行い、精度を競う競技会 (コンペ) を開催しています。個人単位はもちろん、グループなど様々な方法で実施するのでメンバー同士の親睦を深める機会にも!

定例ミーティング

月1回のペースで運営方針についてのミーティングを開催しています。アプリ開発だけでなく、農業を通して世界をより良くするために、様々なアプローチについて互いの強みを活かして議論しています!

活動報告

共生のひろばに参加しました!

2026年2月11日

2月11日に兵庫県立人と自然の博物館で開催された第21回共生のひろばのポスターを2枚発表しました。 これまでの活動を振り返ると同時に、アウトリーチ活動として、カードゲーム「むしむしプランツ!」の製作を行いました。 もう1枚では、土壌の生物学的活性を評価する方法として、衛星画像から取得した植物の活性 (NDVI)、昆虫の群集組成、土壌呼吸量を組み合わせた 測定結果と農業への応用可能性について発表しています。

作成したカードゲーム「むしむしプランツ!」はこちらからご覧ください!

みどり戦略学生チャレンジに参加しました!

2025年12月20日

農林水産省が主催する「みどり戦略学生チャレンジ」にポスターを応募しました。ポスターでは、「肥料の最適利用」をテーマに、 植物の表現型や形質を利用した土壌条件の推定アルゴリズムと、系統関係に基づく施肥量の推定、進化を模倣した肥料の最適組成を求める アルゴリズムについて発表しています。

発表したポスターはこちら (外部サイト) からご覧ください!

祥雲SSHシンポジウムに参加しました!

2025年9月20日

9月20日に、兵庫県立三田祥雲館高校で行われた「祥雲SSHシンポジウム」に発表者として登壇しました。発表では、「地域植生の季節変化に基づく田植え日予測アルゴリズムの開発」という テーマで講演を行いました。